徳川光圀が生母久昌院(谷久子)の冥福を祈るために建てたのが久昌寺である。 その初代住職日乗上人は光圀隠居後しばしば西山荘を訪れて話相手になっている。 その内容は13冊に及ぶ日乗上人日記(県指定文化財)に詳しい。 寺の裏の高台には光圀の遺徳を偲んで昭和16年(1641)に義公廟が建てられた。 廟内には光圀が久昌院の菩提を弔うために納めた法華経10巻を入れた宝塔や、明版一切経 などが安置されている。 新宿町。(常陸太田駅から約2キロ) - 久昌寺 義公廟 山寺晩鐘へ