常陸太田の史跡10

山寺晩鐘碑


水戸藩9代藩主徳川斉昭は天保4年(1833)に水戸領内に8景を選んだが、太田市域には
「太田落雁」と「山寺晩鐘」の2箇所が選ばれた。
山寺晩鐘の碑は光圀が久昌寺の東側に建てた三昧堂檀林の敷地で現在西山研修所がある
一角に建てられた。この檀林は数百人の学僧が修行に励んだ場所で、暮れ六つには晩鐘と共に
勤行の声が市街にも聞こえたという。
斉昭は「山寺晩鐘響幽壑」と詠んでおり、高さ2.2メートルほどの寒水石に水戸八部と呼ばれた
隷書体で題字が書かれている。
「水戸八景」の詳細はここをクリックすれば知ることができる。
西山研修所から少し下った左手の高台に室町時代の画僧雪村の碑がある。これは横山大観の揮毫で
昭和19年に建てられたものである。
稲木町。(常陸太田駅から2.3キロ)
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   山寺晩鐘の碑            雪村の碑

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