松岡八景

1.竜子の晴嵐(松岡小学校の裏の竜子山)
語句:龍子山巓晴嵐旦(春の景色)
意味:「竜子山の晴れわたった朝、山から立ちのぼる水蒸気は霞となって
春の空に吸い込まれて行く。なんとすがすがしい眺めであろうか。」
- 史跡公園より竜子山を見る    松岡小学校

竜子山には室町時代に築かれたという城跡があり、慶長年間のはじめには戸沢氏が麓に
屋敷町を作って松岡城と称した。現在ここには松岡小学校があり、史跡公園が置かれている。
2.二本松の秋月(松岡小学校の東側)
語句:月色勝二本松秋(秋の景色)
意味:「中秋の名月が二本松の枝に懸かる景色は水墨画の名画のようである。」
- 二本松があった川べり   松村任三屋敷門

松岡小学校の周辺はかつて家臣団の屋敷が並んでいた。その中には近代日本植物学の基礎を
作った松村任三の屋敷もある。彼は「ソメイヨシノ」の学名の生みの親として知られている。

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