助 河
 常陸国風土記にみる助河は神峰山と高鈴山を源とした宮田川であると云われています。奈良時代には宮田川を境界として南側を久慈郡、北側を多珂郡として画定されていました。今回取材は、宮田川河口と日立市消防本部のある旧桐木田広場を巡ってみました。
      ・期日  令和2年11月1日(日)
      ・場所  日立市旭町・神峰町
      ・取材  きららホームページの会(宇梶秀夫)
宮田川から太平洋へ流れる河口です。正面には国道6号の旭高架橋(ひたちバイパス)が見えます。右の岩は笠置島といわれ、昔、八幡太郎義家が奥州に兵を向ける途中、この岩に立ち寄り休憩した際、笠を置き忘れたので笠置島の名がついたという伝説があります。
宮田川河口の右岸に笠置島があり、その崖には白いハマギクの花が咲いていました。ハマギクは青森県から茨城県の海岸に自生しています。ハマギクはキク科ハマギク属ハマギクという一属一種の日本固有種です。
日立市消防本部の奥庭境界に宮田川が流れ、川沿いに桜が植えられています。桜はソメイヨシノや他の種もあり、現在は紅葉がきれいです。
日立市消防本部の奥庭は、桐木田広場と言われていました。その脇を宮田川が流れています。写真は、川の上流方向を撮ったもので、前方奥には日立市清掃センターの煙突が白く見えます。
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