折笠のぶどう園

 ブドウの産地として知られる「折笠ぶどう園」は、日立市北部の海に近い丘陵地にあります。 「日出づる潮騒の丘」で育まれるブドウは、昼夜の寒暖差と海から吹く潮風の影響で糖度が高く、ミネラル分を多く含むといわれています。 今回は、国道6号線の信号「折笠」からおよそ500メートルの場所にある高橋ぶどう園を訪ねてみました。

折笠のぶどう園
 高橋ぶどう園の販売所の棚には、採れたてのブドウがずらりと並んでいます。 折笠ぶどう園では現在、5軒の農園が約40種類の品種を栽培しているそうですが、 高橋ぶどう園では「よりおいしいブドウづくり」にこだわり、 常に優れた苗への更新に努めているとのことでした
高橋ぶどう園
 このたゆまぬ努力の成果でしょうか。 高橋ぶどう園の自慢のブドウは、農林水産大臣賞を受賞したこともあるそうです。
購入ブドウ
 高橋ぶどう園のブドウは、すべて種なしで栽培しているそうです。
ぶどう棚 『新修日立市史 下巻』によりますと、 日立市の樹園地面積は昭和35年以降、約17ヘクタールで推移していましたが、 昭和50年には31ヘクタールとほぼ倍増しています。 この増加は、折笠・中里地区でのブドウ栽培の拡大によるものとされています。 折笠ぶどう園の歴史は、すでに50年以上を数えます。

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