助川山市民の森

2月中旬以来約3ヶ月振りに助川山市民の森に行って来ました。

 青葉台団地から登った処の駐車場(ふれあい広場という)から、高鈴山登山口のある“おむすび沼”まで、以前は舗装されたメイン道路を登らなければならなかったが、スギの沢、ひねり沢を経ておむすび沼に至る遊歩道が出来ており、ハイキングには最適の形になっていました。(スギの沢に至る遊歩道では一部土砂崩れが生じており補修が必要です)。

 また、助川山の頂上には展望台を兼ねた自然観察棟が造られており、360度の眺望を楽しむことが出来、しばしの休憩にも最適と思われます。助川山頂上付近には、去る4月29日みどりの日に、ボランティアの手によって、約1000本の山ツツジが植林されていました。

 遊歩道が整備され、こらから木々が育って行けば助川山市民の森は、名実ともに市民の憩いの場所として活用されて行くものと期待されます。
 
 
助川山について(案内パンフレットより)

 助川山は、以前はスギ、ヒノキ、マツなどが植えられていて、緑豊かな森林でした。
 ところが、平成3年3月7日、ハイキングに訪れた人のたばこの火の不始末によると思われる山火事によって、森林約220ヘクタールが焼きつくされるなど、大きな被害を受けました。
 日立市では、青葉台団地の上の方から助川城址公園の奥の方までの、約150ヘクタールの国有林を買収し、「助川山市民の森」と呼んで森林公園の整備を行っています。
 整備に当たっては、①山火事の教訓を生かし、防災機能を持たせる。②自然の動物や植物にふれあえる場所にする。③日立市の豊かな自然の象徴の一つである、森林の再生を図る。の3つを主な目標にしています。
 また、非常に優れた眺望が特徴の一つでもあるので、眺望も大切にしていきたいと思います。
 山頂に行くと日立市の街並、はるか彼方の太平洋、北は福島県の小名浜、南は千葉県の銚子まで見渡すことができます。

(大越 健児記)

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