諏訪の散々楽
  諏訪に散々楽(ささら)が受け継がれている、これは江戸時代の創作と言われている。
古くより諏訪神社の祭礼や御出社の時に奉納され、特に御出社の時の渡御行列の露払いを 務める舞で、県の指定無形文化財となっています。
(多賀地区では諏訪のほかに成沢・上孫 ・水木にも伝わっている)
大獅子、中獅子、雌獅子とシャグマの二つからなり、それらは三年生から五年生の小学生 男子が当てられ、笛太鼓の音色に合わせて十二段の舞を舞います。 「諏訪神社散々楽保存会」によって「諏訪散々楽由来及解説」を中心にして十二段の舞順序 とか御囃子と歌声の節・調子が厳格に保たれている。
 写真提供:田中 昭氏(日立市 相田町)
  無形文化財に指定されてからは、県内の各種イベントに披露されるので見聞する機会が多い。 獅子頭は、左甚五郎作と伝えられ、昔この舞を十年余り途絶えていたところ、散々楽柩の中で ピ-ピ-ドンドン、ピ-ピ-ドンドンと笛・太鼓の囃子が聞こえたという。
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