はじめに
平成4年7月、文部省より「青少年るさと学習特別推進事業」の委嘱を受け会瀬地域教育振議会がその事業を展開して参りました。その中で取り上げましたのが副読本「ふるさと会瀬」の発刊であります。 私たちのふるさと会瀬には、先人の残された多くの文化遺産が継承されております。その一つ一つを大切にし、次代に伝えたいという願いを持っております。かってば漁業と農業の一寒村にすぎなかった日立も今でば工業都市としで太きく変貌し発展を続けて下ります。その中で私たちの地域もまた大きく、変わろうとしております。特に国道六号線のパイパス建設は海岸地帯の景観を一変させることでしょう。しかし、この地に語り継がれた史実や伝説はかわることなく永久に引き継いでいく責任も私たちにはあると思います。そのような意味からもこの本の発刊をきっかけとして、更に、続編につないでいきたいという願いを持っております。 発刊に当たりましては、主として編集にあたられた編集委員長の皆川直司氏、監修して戴きました郷土史研究家の柴田勇一郎先生、イラストを担当してくださった水川鴉弓氏はじめ委員の方々に大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。また、快く資料の提供して下さった方々にお礼申し上げ、発刊のあいさつといたします。 目 次 |
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