滑川地区:史跡・景勝地

百万遍供養塔


 百万遍供養塔は一般には念仏塔といいます。
集落の人々が講を作り、 「なむあみだぶつ」を唱えて、全員の念仏が百万回に達したのを 記念して供養塔が建てられたものです。
昔は北浜のあたりは砂浜が広く、浜辺には崖をくり抜いた米蔵があり、 ここから船で年貢米を水戸藩に納めたといわれます。
6号バイパス工事に伴って、現在この塔は道路の西側の丘に移されました。


元供養塔があった場所

現在の供養塔



耳だれ観音・滑川浜館跡


 滑川浜館跡の近くにある清水聖観音堂は「耳だれ観音」 とも言い、参拝すると耳の病気がよく治るといわれました。
治ったら、お椀に穴をあけ、紐を通して奉納するので、 観音堂にはいくつものお椀がぶらさがっています。
滑川浜館は、佐竹の有力な家臣小野崎氏が延徳年間 (1489-92年)に居住した小幡館と同一といわれるので、 清水観音堂もその頃創建されたものと考えられます。

小幡阿弥陀堂



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