神明山、千福寺は天台宗延暦寺の末寺で、およそ千年前、慈覚大師の
奥羽巡化の途上開基し、寛和2年了伝上人の開山といわれています。
文久元年(1861年)久慈村の大火の際、本堂、庫裡、宝物並びに記録など
一切が灰燼になりました。現在の久慈小学校庭が寺跡。昭和7年檀信徒の
悲願が叶い、現在地に再建されました。
境内には二十六夜尊堂があり、旧暦9月26日には「二十六夜さま仏たて」
の法要がおこなわれ、各家の先祖の霊、個霊、水子霊などの供養、
及び家内安全祈願もおこなわれます。
([ふるさとまっぷ久慈」より)
千福寺 二十六夜尊